専属通訳者をお探しの法人のお客様へ
企業や団体に常駐する社内通訳者をご紹介いたします。プロジェクト付、部署付、個人付、あるいはプール制通訳チームでの通訳者をご要望に合わせて人選します。
日常業務におけるミーティングから対外的な会議やイベントまで、 あらゆる場面でお客様のビジネスをサポートいたします。
社内通訳者を配置するメリット
社内通訳者または通訳チームを配置するかどうかの選択はコスト、クオリティー、効率によって決められます。フリーランス通訳者をご利用される場合、1人当たり1日5万円~10万円程度のコストが生じます。一方で、社内通訳者1名当たりの年収相場は、500万円~1,000万円程度です。年間100日以上の通訳機会を要する場合はコストメリットがあります。通訳品質に関しても、その企業の仕事や社員に慣れている通訳者の方が、より正確に話の流れや意図を理解して訳すことができるため、企業としては重宝します。社内通訳者は一般的には翻訳も行い、緊急会議にも対応ができるため、展開の速いビジネスに効率良く対応することができます。
プロ通訳は部署付き、プロジェクト付、もしくはプール制によるご活用が一般的です。個人の資質や能力に強く依存するプロ通訳をご活用される際は、業務委託契約または派遣契約をご選択される企業が目立ちます。反面、プロ通訳と一線を画す秘書兼通訳は個人付で起用するケースが多いです。長期的な人材確保と知識やノウハウを企業内に蓄積するために、正社員または契約社員として直接雇用される企業もございます。
- 個人付通訳者
外国人CEO付、役員付など、個人専属として通訳・翻訳業務を行います。
- 部署付通訳者
同一部署内の異なる担当者から仕向けられる通訳・翻訳業務を順次行います。
- プロジェクト付通訳者
比較的短い1~2週間のプロジェクトから、終わりが見通せない長期プロジェクトまで、プロジェクト期間中、専属通訳者として通訳・翻訳業務を行います。
- プール制通訳者
複数の通訳者が常駐し、ご発注元の通訳コーディネータ、または指揮命令者が、各部署からの依頼をそれぞれの通訳者に割り振るスタイルです。
社内通訳者の就業形態
企業に属する社内通訳者は、企業が直接雇用する正社員または契約社員、通訳エージェントなどから派遣される派遣社員、通訳エージェントを介する業務委託のうち、どれか一つの契約を結びます。
用途に応じてどのような就業形態を選択すべきかを、みていきましょう。
正社員 | 契約社員 | 派遣社員 | 業務委託 | |
個人付(秘書兼通訳) | 〇 | 〇 | △ | × |
個人付(プロ通訳) | × | 〇 | 〇 | × |
部署付 | △ | 〇 | 〇 | △ |
プロジェクト付 | × | △ | 〇 | 〇 |
プール制 | × | 〇 | 〇 | △ |
〇:適している △:どちらともいえない ×:適さない
就業形態別にみるメリット、デメリット
正社員
メリット:契約更新の手間がかからない。人材を長期的に確保し、知識やノウハウを社内に蓄積できる。
デメリット:雇用リスクが生じる。通訳ニーズがなくなるか、減少したときに他の職種への転用を含め、条件・待遇の変更が極めて難しい。
契約社員
メリット:人材を必要な期間だけ特定の人材を確保でき、かつ直接指揮命令できる。
デメリット:都度、契約更新手続きを行う必要がある。
派遣社員
メリット:人材を必要な期間だけ人材を確保でき、直接指揮命令できる。
デメリット:人材を特定できない(優秀な人材がいると知りながら指名できない)ため、知識やノウハウを社内で共有できない。契約社員と比較して短いサイクルで、契約更新手続きを行う必要がある。
業務委託
メリット:人材を必要な期間だけ人材を確保でき、休暇による欠勤リスクがない。比較的柔軟に通訳者のスケジュールを調整することができる。
デメリット:指揮命令権がない。主にフリーランスとして活動する通訳者が起用されることが多いため、知識やノウハウを社内で共有できない。
社内通訳者のレベル
- 上級通訳者 Advanced Interpreter
IT、医薬など特定の分野に精通しているクラス設定です。マネージメントレベルの会議や商品開発会議、プロジェクト付開発案件の際に重用されるスキル、実績ともに信頼度の高い通訳者。逐次通訳の技術が十分にあり、ウィスパリング、同時通訳にも対応できる。
- 中級通訳者 Interpreter
未経験の業界・業種の通訳業務にも順応性がある。逐次通訳の基礎ができていて、社内事情や業界用語に慣れれば、ウィスパリングにも対応できる素養がある。部署付、個人付での通訳会議において適切なレベルにある。
- 初級通訳者 Paraprofessional Interpreter
常駐型通訳者としてビギナーレベルにあり、一般的な社内会議や電話会議において、要点をつかんで逐次通訳を行うことができる。どちらかというと翻訳業務に比重を置き補助的な通訳サポートを行い、併行して通訳訓練を受けることにより、中級を目指す通訳者。
- アテンド通訳者 Interpreter Guide
一般的な内容をおおまかに捉えて伝達することができる。業務例としてコミュニケーションサポートを含むバイリンガルセクレタリー、エアポートアシスタント、イベントスタッフなど。
社内通訳者の料金目安
通訳者レベル | ご請求単価/時間 |
---|---|
上級 | 5,000円~ |
中級 | 4,000円~ |
初級 | 3,500円~ |
アテンド | 3,000円~ |
※1日あたり8時間を超過したときは、ご請求単価はそれぞれ25%増しとなります。
社内通訳者のご活用に当たって
1日4時間以上、月間80時間以上の稼働があり、長期(3ヶ月以上)に亘って継続的にご活用いただくこと前提に、時給制での料金を設定しています。短時間、短期間でのご用命や作業期間、作業曜日、作業時間が定まっていないときは、「半日」もしくは「全日」単位で通訳料金を申し受けます。
各サービスについての詳細は、お問合せフォームからお気軽にお問い合わせください。
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